INTERVIEW01
主任
伊藤 創太
私が児童養護施設で働きたいと思ったのも合掌苑での実習がきっかけでした。
実習するまでは全く興味がない職種でしたが、実際に仕事を体験することで職員と子どもの関係の深さ、職員の仕事に対する思いを知ることが出来て合掌苑で働きたいと思うようになりました。
卒業後、希望通り合掌苑に勤めることができて十数年が経ちました。
日々の生活の中で、子どもと楽しい時間を過ごしたり、時には衝突したりと様々な出来事が起きますが、とても充実した毎日を過ごしています。
合掌苑の仕事は一人の力では絶対に成り立ちません。
合掌苑のいいところは職員同士が協力できることだと思います。
仕事に疲れたり、子どものことで悩んだ時にも相談できる同僚、先輩がいるので安心して働くことが出来ます。また、職員全員が子どもに願う姿は同じです。
この仕事のやりがいは“子どもの成長を感じたとき”だと思います。慌ただしい毎日で実感しづらいですが、ふとした時に成長を感じると疲れも飛んでいく気がします。
私が一番うれしいのは退苑した子が、自立し立派に働いていることを知らせにきてくれる時です。苦労しても続けてきてよかったなと実感できます。
この仕事は子どもとの関わりが主ですが、それだけではありません。
子どもを取り巻く様々なもの、地域や学校、保護者など多くの支援者と協力しながら支援していくことが大切です。そのためには関係者との関係作りや、幅広い視野をもつ必要があります。私も実際に働き始めると、想像していたよりも多くの業務があり大変でした。
もちろん同僚や先輩も助けてくれますが、自分で乗り越えていけなければいけないこともたくさんあります。そんな時は、“元気があれば何でもできる!”やる気、元気をもち明るく一緒に働ける方なら大歓迎です。
自身、幼稚園、一般企業での社会経験があります。そういった仕事と合掌苑での仕事を比べると、合掌苑での仕事はあっという間に一年が過ぎていくような気がします。気づけばもう十年以上が経ってしまいました。
共に働いてきた同僚や先輩たちと過去を振り返ると、辛いこともたくさんありましたが、今となってはどれもいい思い出で、共に乗り越えてきたからこそ辛かったことも笑って話が出来ています。
そうやって1つ1つ乗り越えてきたことで自分自身も成長出来たのだと思います。この仕事をしていく上では上下関係はあまり関係なく、互いに助け合って子どもと向き合っています。未だに私も日々助けられながら働いているところです。そうした職員間のチームワークの良さから、嫌になって辞めていく職員はほとんどいません。
何度も言うように辛いことはもちろんありますがやる気、元気があれば辛いことも仲間と共に乗り越えていけると思います。やる気のある方、私たちと一緒に明るく楽しく働きましょう。